日本認知心理学会第17回大会

講演情報

ポスター発表

[P1] ポスター発表1:記憶

2019年5月25日(土) 10:00 〜 12:00 セミナー室 (東館2階)

[P1-10] 情動喚起画像刺激の属性と記憶成績の関係II

ポジ・ネガによる諸属性から再生可能性への影響の違い

*藤田 哲也1、加藤 みずき2 (1. 法政大学、2. 多摩大学)

キーワード:覚醒度、感情価、再生

加藤・藤田(2019; 前件発表)で作成した再生可能性および喚起覚醒度,内包覚醒度,喚起感情価,内包感情価,自己関連度,明るさの属性値を用いて,どの属性が情動喚起画像刺激の再生成績に影響を及ぼすのかを,重回帰分析により検討した。その結果,情動喚起画像刺激がポジティブな感情価を持っている場合には喚起感情価・内包覚醒度・内包感情価・自己関連度が有意な影響を及ぼす一方で喚起覚醒度は有意な影響を及ぼさなかった。それに対し,ネガティブな感情価を持っている場合には,喚起覚醒度・喚起感情価のみが有意な影響を及ぼすことが示された。以上から,情動喚起画像刺激の属性と再生可能性の間の関係は,感情価がポジティブかネガティブかにより異なることが示唆された。

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