日本認知心理学会第17回大会

講演情報

ポスター発表

[P2] ポスター発表2:知覚・注意

2019年5月25日(土) 14:00 〜 16:00 セミナー室 (東館2階)

[P2-09] パッケージデザインにおける余白の美学

余白とロゴタイプの違いが購買者の評価に及ぼす影響

*間瀬 友惠1、井関 紗代1,2、北神 慎司1 (1. 名古屋大学、2. 日本学術振興会)

キーワード:余白、パッケージデザイン、感性評価

パッケージデザインは,商品を購入する際,その商品に対する印象を決定づける重要な手がかりのひとつである。一方,広告に関する研究においては,広告の中の余白の大小が,美しさやラグジュアリー感をはじめ,購買者が持つブランドイメージに対して影響を及ぼすことが明らかとなっている。そこで,本研究では,余白の大きさ,および,ロゴタイプの異なるパッケージデザインが購買者によるデザインの評価に対してどのような影響を及ぼすのか検討することを目的とした。その結果,パッケージデザインの美しさに関する評価項目をはじめとして,余白の大きさやロゴタイプの違いがデザインの評価にさまざまな形で影響を及ぼすことが示された。そして,これらの結果がパッケージのみならず,その他のデザインに対してどの程度の汎用性を持ちうるか,美しさに関する理論を援用しながら議論を行った。

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