Wed. Sep 20, 2023 9:30 AM - 11:30 AM Kihada Hall

【企画者】
中村太士（北海道大学）
一柳英隆（水源地環境センター）

【内容】
　日本の河川・ダムでは，国土交通省やその他管理者が，流量や水位，水温・水質，生息する生物相（河川水辺の国勢調査）など多くのデータを継続的に取得している．これらのデータを集約して整理することで，個人の取得のみでは成し得ない広域・長期の解析が可能になる．しかし，これらのデータは，河川・ダム管理者が使用する前提で管理されており，広域・長期で利用しようとする研究者にとっては必ずしも利用しやすい形にはなっていない．この意見交換会は，研究者側と河川・ダム管理者との意見交換を行い，両者にとって良い形を探ろうとするものである．研究者とデータを管理している行政とが意見交換ができる場があることが重要であり，大きな義務をもたずに，一歩ずつ前進させたい．

【プログラム】
●趣旨・経緯説明（水源地環境センター・一柳英隆）
●話題提供１：行政取得データの活用事例のご紹介：使って感じた課題とポテンシャル（北海道立総合研究機構林業試験場・石山信雄）
●話題提供２：河川・流域環境に関連するデータベースの現状と展望（リバーフロント研究所・中村圭吾）
●話題提供３：自然環境保全基礎調査マスタープランに基づく生物多様性情報の整備と発信について（環境省生物多様性センター・根上泰子）
●コメント（東京都立大学・大澤剛士）
●意見交換（コーディネート：北海道大学・中村太士）