[P094] ヘミングウェイ効果
課題達成に失敗することが動機づけを高める
キーワード:動機づけ、達成動機、失敗活用
本研究では,課題の残りが少なくなればなるほど,その課題に対する動機づけが高くなることを「ヘミングウェイ効果」と命名し,検証を行った。研究1では,「課題の残りの量」と動機づけの関連を検討し,「課題の残りの量」が少なくなるほど,その課題を達成したい動機づけが高まることが明らかになった。さらに,研究2では「課題の構造化の程度」と動機づけの関係を検討した。その結果,課題が構造化されており,やるべきことが明確であるほど,課題の残量が少なくなった際に,課題に対する動機づけが高くなることが明らかになった。