GISA & IAG'i 2023

講演情報

口頭発表(GISA)

景観・観光

2023年10月29日(日) 09:40 〜 10:40 F会場 (C-401 C棟4階)

座長: 関口 達也 (京都府立大学)

10:00 〜 10:20

[F6-04] 観光地へのアプローチに着目した非日常性の評価手法

*梶田 祥之介1、田中 一成1 (1. 大阪工業大学大学院)

キーワード:旅行, 満足度, 交通手段, 非日常性

「非日常性」は旅行に求められる要素の一つであり,日常空間から心理的にも物理的にも,距離が離れた空間ほど高いと考えられる.パンデミックの影響が減少していき,多くの人が余暇時間の中で旅行をおこなう現在の社会的背景の中で,旅行満足度に大きな影響を持つと考えられる非日常性を明らかにすることは意義のあることだと考えられる.本研究では,非日常性には場所の持つスポット的非日常性とその場所までの交通の利便性によるアプローチ的非日常性が存在すると推定し,交通アクセスによる非日常性,つまりアプローチ的非日常性の定量化を目的とし,研究をおこなった.研究方法として,観光地への訪問頻度と,居住地と観光地との距離に関するアンケートをおこなうことで,非日常空間の関係を調査した.次に非日常性の定義をより詳細にした上で,交通利便性との関係を調査した.これらの結果をG I S上に表示することにより可視化をおこなった.