GISA & IAG'i 2023

講演情報

口頭発表(GISA)

自然・環境

2023年10月29日(日) 11:00 〜 12:20 F会場 (C-401 C棟4階)

座長: 米島 万有子 (熊本大学)

11:40 〜 12:00

[F7-03] オープンデータを活用した積雪寒冷地建物の脱炭素化に関する研究
その1.札幌市のエネルギー消費実態の見える化による分析

*泉 龍雅1、森 太郎1、大沢 飛智1 (1. 北海道大学)

キーワード:オープンデータ, エネルギー, 脱炭素化, PLATEAU, 札幌市

脱炭素化やエネルギー自立が求められる中でエネルギー消費量のより効率的な削減が求められている。建築分野においても建物の省エネ性が向上しているが、2021年に着工された非住宅建築物のZEBの割合は約0.40%と依然低いままであり、改善の余地は十分にある。現在、建物のエネルギー消費量の実データが整備され、オープンデータとして容易に利用できる。これらを解析することでエネルギー消費量の実態を明らかにできる。本研究では北海道オープンデータポータルサイトが公開するデータと札幌市が保有するエネルギーデータ計227件、PLATEAUが公開する札幌市の3D都市モデルのオープンデータデータを用いて札幌市の建物のエネルギー消費量の分析を行った。2021年から2023年までの電力使用量とガス使用量、建物特性からエネルギー特性とその要因を可視化し、省エネルギー化実現のための課題をみつけることを目的とした。