Imaging Conference JAPAN 2018

講演情報

一般セッション(口頭講演)

インクジェット

[IJ5.2] インクジェット(5-2) 応用/3Dプリンティング/バイオプリンティング

2018年6月21日(木) 10:50 〜 11:50 コンファレンスルーム (工学系総合研究棟2二階)

座長:宮戸 健志(富士フイルム株式会社)、鈴木 幸栄(株式会社リコー)

11:10 〜 11:30

[IJ5.2-02] 酵素架橋とインクジェットの融合による3Dバイオプリンティング技術の開発

*境 慎司1、中村 真人2 (1. 大阪大学、2. 富山大学)

3Dバイオプリンティングは、再生医療や組織工学分野で、その発展が期待されている。既存のプリンティング方式の中で、より機能的な組織体の構築につながるものとして期待されているのが、インクジェット方式によるものである。一方で、この方式の普及、発展を阻害しているのが、使用可能なインク材料が極めて限られていることである。我々はこれまでに、西洋わさび由来ペルオキシダーゼが触媒する架橋形成反応を利用して、高分子の水溶液からヒドロゲルを作製し利用することについて、様々な報告を行ってきた。本研究では、この酵素反応によるゲル形成を用いた、インクジェットバイオプリンティング技術の開発を行った。