○武田淳也1,2,3,4, アンダーソンブレント5,6, クロフォードブルース7 (1.広域医療法人明和会スポーツ・栄養クリニック福岡, 2.広域医療法人明和会スポーツ・栄養クリニック代官山, 3.ピラティスラボ福岡, 4.ピラティスラボ代官山, 5.ポールスター ピラティス エデュケーション, 6.ポールスターフィジカルセラピー アンド ピラティスセンター、フロリダ州、米国, 7.ウーメンズウェルネス センター、レノ、ネバダ州、米国)
セッション情報
プレ分科会シンポジウム:運動器抗加齢研究会
プレ分科会シンポジウム:運動器抗加齢研究会
運動器のアンチエイジングを科学する
2014年6月7日(土) 09:00 〜 10:30 第11会場 (1101+1102 11F)
座長:金子和夫(順天堂大学整形外科), 冨田哲也(大阪大学大学院医学系研究科運動器バイオマテリアル学)
【座長の言葉】
高齢化社会を迎え、運動器の加齢に伴う機能低下、障害は社会的に解決するべき大きな課題である。
一方で運動器抗加齢に対しては、一般社会ではエビデンスに乏しい情報が氾濫しているのが現状である。本シンポジウムでは運動器のアンチエイジングを科学的なエビデンスに基づきご紹介させていただくことを目的として企画いたしました。
まず運動器の加齢に伴う姿勢、動きの異常を改善する理論としてピラティスを取り上げ、これまでの様々なRCTデータに基づく解析から運動器抗加齢へのピラティスの有用性や可能性についてご紹介します。ついで変形性関節症を取り上げました。特に変形性膝関節症は推定患者数が1000万人ともいわれ、運動器疾患の中でも科学的エビデンスに乏しい民間療法が横行している領域です。変形瀬膝関節症を関節の動き(動態)というkinematicの観点から解析し、その結果に基づき正常関節機能を回復する運動療法について紹介したあと、臨床現場ではどのように変形性関節症を診断し、薬物、運動療法やサプリメントにつきエビデンスを紹介いたします。さらに運動器の抗加齢、すなわち軟骨変性、骨粗鬆症、サルコペニアの分子レベルの病態解明の成果を紹介します。最後にシンポジストの皆様と運動器抗加齢に対する今後の展望を討議する予定です。
○生田太1,2, 高橋謙治3, 蒲田和芳4 (1.下北沢病院リハビリ部膝ラボ, 2.広島国際大学大学院医療・福祉科学研究科, 3.日本医科大学付属病院リウマチ科, 4.広島国際大学総合リハビリテーション学部)
○橋本三四郎1, 高橋謙治2, 中村洋2 (1.南新宿整形外科リハビリテーションクリニック, 2.日本医科大学大病院リウマチ科)
○野尻英俊1, 清水孝彦2 (1.順天堂東京江東高齢者医療センター整形外科, 2.千葉大学大学院医学研究院先進加齢医学)
○中村洋 (日本医科大学整形外科)