一般社団法人日本LD学会 第28回大会(東京)

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[P2] ポスター発表2

2019年11月9日(土) 10:55 〜 11:35 ポスター会場 (3F 301+302)

10:55 〜 11:35

[P2-024] 読みを支える就学前の認知的基盤

〇原 惠子1 (1. 上智大学言語科学研究科)

キーワード:読み書き障害、就学前、リスク発見

就学前の読み書き障害のリスク発見と支援に役立つ知見を見出すことを目的として、就学前年長(5歳児)から小学1年まで2年間の調査と就学前年中(4歳児)から年長(5歳児)2年間の調査を行った。その結果、小学1年のディコーディング能力は、年長時の語頭音からの語想起とRAN色によって予測されることが明らかになった。年中、年長を通じて、語頭音からの語想起・RAN色と、音韻課題との間には、中等度以上の相関が見出された。就学前の音韻情報処理能力は、RAN色・語頭音からの語想起を介して、読み習得の初期段階のディコーディング能力に影響しており、その課題はリスク児の支援に活用しうることが見出された。

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