一般社団法人日本LD学会 第30回大会(神奈川)

講演情報

ポスター発表

オンデマンド配信 » ポスター発表

[P] ポスター発表
P05:感覚・運動(視覚、聴覚、不器用)

[P05-02] アーレンシンドローム者のカラーレンズ着用による視覚健康QOLの効果検討

―質問紙NEI-VFQ25を用いて―

〇佐藤 七瀬1,2、加藤 幹人3、新井 里依2、角田 茉里恵2、熊谷 恵子4 (1. 筑波大学人間総合科学研究科、2. 筑波大学心理・発達教育相談室、3. 筑波大学人間総合科学学術院、4. 筑波大学人間系)

キーワード:アーレンシンドローム、視機能、QOL

本研究では、NEI-VFQ25(Suzukamo, et al., 2005)を用いて、①アーレンシンドローム者の視覚健康QOLにおいてどこに困難さが見られるのか、②カラーレンズ着用の有無で視覚健康QOLにどのような違いがあるのか検討することを目的とした。その結果、30名のアーレンシンドローム者において、全体的健康感、見え方による心の健康、目の痛み、全体的見え方の4つの下位尺度の数値が低いという結果であった。また、カラーレンズ着用の有無によるQOLの効果をした検討したところ、11の下位尺度全てと総合得点に有意差が見られた。したがって、アーレンシンドローム者にとって、カラーレンズを着用することによって生活場面における視機能及び社会生活が著しく向上すると考えられた。

論文パスワード認証
論文の閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。

パスワード