[P6] ポスター発表6

[P6-07] 読みに困難がある小4児童に対するICTを活用した文章読解支援の検討

─子どもの認知面を考慮したツ─ルの選定─

〇永田 真吾¹ (1. 山梨大学総合研究部教育学域教育学系（障害児教育講座）)

キーワード：読み困難、文章読解支援、認知面の考慮

通常学級に在籍する，読みに困難を示す小4児童に対して，ICTを活用した文章読解支援を行った。アセスメントの結果から，読み書きに非常に困難を示しており，聴覚的短期記憶／ワーキングメモリーと長期記憶と検索能力に弱さが認められた。その一方で，口頭による文章提示や選択肢提示により解答することできるなど言語理解は良く，視覚刺激の操作や言語化，動作化を活用することにより学習が促進されると考えられたため，音声読み上げ機能やキーボード入力，文字列の操作といった機能を単独または複数組み合わせた教材を用意し文章読解を行った。認知面を考慮に入れたICTツールの選定により，文章理解が促進されることが示唆された。