[P9-01] 問題行動への通級の指導による個別指導と通常の学級における持ち込み授業によるクラスワイドな支援を組み合わせた支援の効果
Keywords:通級による指導、通常の学級、持ち込み授業
目的は,➀通級による指導は学級において般化するのか,②通級と学級における有効な連携支援を検討することであった。学級でA児と学級児童が問題行動を頻発していた。通級ではA児に対し個別支援を実施すると問題行動は減少したが,学級では減少しなかった。そのため,学級で持ち込み授業を実施し,その後,介入を続けた。その結果,学級での問題行動は,まず学級児童が減少し,その後,A児が徐々に減少した。通級による個別支援は,A児の適切行動を般化させる効果は明確でなかったが,持ち込み授業後は,学級経営が安定し,学級児童の適切行動がA児へのモデルとして機能したこと,A児への個別支援の実施が容易になることが推察された。
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