国際開発学会第35回全国大会・人間の安全保障学会第14回年次大会

講演情報

一般口頭発表

Evaluating the Effectiveness of Interventions: Practices and Outcomes from Rural Development to Educational Support

2024年11月10日(日) 09:30 〜 11:30 F403 (富士見坂校舎 403)

座長:渡邉 松男(立命館大学)

コメンテーター:渡邉 松男(立命館大学), 米村 明美(関西外国語大学), 高柳 妙子(東京女子大学)

09:30 〜 10:00

[2J201] Developing Analytical Framework of the External Validity of Evidence: Case Studies of Interventions for Educational Development

*Takao MARUYAMA1 (1. Japan International Cooperation Agency (JICA))

キーワード:Educational Development, Impact Evaluation, Evidence

エビデンスの重要性にかかる国際的認知の向上に伴い、2000年代以降、低所得国では基礎教育分野のインパクト評価が増加してきている。インパクト評価は、介入の効果を明らかにする一方で、同評価のサンプリングフレームをこえた有効性を示すものではない。本研究は、教育開発における実践者に向けて、エビデンスの外的妥当性の分析フレームワークを提示する。同フレームワークは、教育開発分野の介入に関し、低所得国への適用可能性を分析するためのシンプルかつ構造化されたステップから構成されている。同ステップは、①介入の因果連鎖の記述、②介入の理論的背景の検討、③対象国における介入のニーズの特定、④介入の因果連鎖を妨げうる背景要因の列挙および因果連鎖がその背景要因に頑健かの検討からなる。本研究は、教育開発分野の事例として、世界銀行の支援によるSBM(School-based Management)と、JICA「みんなの学校」プロジェクトを取り上げる。

なお、本研究は、影山明子、山縣弘照、國枝信宏との共同研究である。

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