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[58] LESによる低層建物の外装材用ピーク外圧係数に関する時空間評価
キーワード:外装材、耐風設計、風圧係数、LES
建物の外装材用風荷重を算定するためのピーク外圧係数は,外装材の位置だけでなく,面積や形状に応じて設定されるべきである。しかし,風洞実験では圧力測定模型の製作上の制約があるため,外装材の受圧面積に応じた面平均値ではなく,時間軸上の移動平均値が代用されている。移動平均に用いる平均化時間は,荷重指針2)では1~10mの外装材寸法に対して0.5秒~1秒程度とされているが,ピーク外圧係数が作用する受圧面積や外装材の形状と移動平均に用いる平均化時間の関係については十分に示されていない。そこで本研究では,低層建物を対象に,風洞実験よりも空間平均評価の自由度が高いCFDを実施し,外装材の受圧面積や形状に応じた面平均評価と時間軸上の移動平均評価によるピーク外圧係数の関係を明らかにする。