コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » セメント/混和材料

[L18] 混和材料Ⅲ

2013年7月9日(火) 15:30 〜 17:30 第6会場 232・233号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]胡桃澤 清文、[座長(土木)]梅村 靖弘

[L1026] 分級フライアッシュを用いたコンクリートのプレテンションPC桁への適用に関する検討

山村 智1,鈴木 雅博1,小林 和弘1,鳥居 和之2 (1.ピーエス三菱,2.金沢大学)

キーワード:分級フライアッシュ,強度,耐久性,湿潤養生日数,構造特性,プレテンションPC桁

本研究では,分級フライアッシュを用いたコンクリートをプレテンションPC桁に適用するため,強度特性,耐久性,ひび割れ抵抗性の観点から蒸気養生後の湿潤養生日数を検討した。また,プレテンションPC桁を製作し,PC鋼材ひずみの長期計測や曲げ載荷実験を行い,フライアッシュを用いたPC桁の有効プレストレス,ひび割れ発生モーメントおよび曲げ耐力などの構造特性を併せて検討した。その結果,蒸気養生後の湿潤養生日数は耐久性の観点では3日程度必要であること,有効プレストレス,曲げ耐力などの構造特性は通常のPC桁と同等であり,フライアッシュを用いたPC桁の実用化は十分可能であることが確認された。

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