コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 高強度コンクリート(材料)/高流動コンクリート

[L47] 高強度コンクリート(材料)/高流動コンクリート

2013年7月10日(水) 13:15 〜 15:00 第6会場 232・233号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]陣内 浩、[座長(土木)]浦野 真次

[L1204] 200N/mm2級超高強度コンクリートの構造体コンクリートに関する研究

井戸 康浩1,梅本 宗宏1,端 直人1 (1.戸田建設)

キーワード:200N/mm2,超高強度コンクリート,温度依存性,強度分布,長期強度性状

200N/mm2級超高強度コンクリートを3シーズン(夏期・標準期・冬期)において,実機プラントで製造,模擬柱試験体を作製し,構造体コンクリートについて検討を行った。その結果,従来から指摘されている通り,シリカフュームを添加した超高強度コンクリートはコンクリート温度履歴によって強度発現が大きく異なることを確認した。材齢14日程度の初期材齢の高温履歴が強度増進に大きく寄与しており,断熱養生した柱試験体は,いずれの季節も200N/mm2以上の強度となった。また,通常養生の柱試験体は,材齢1年も強度増進し,標準期および冬期の断熱養生と同等の強度となった。
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