コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » リサイクル/舗装・ダム

[L44] リサイクルⅢ/舗装・ダム

2013年7月10日(水) 13:15 〜 15:15 第5会場 231号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]田村 雅紀、[座長(土木)]添田 政司

[L1263] コンクリートがれきを用いたセメント硬化体の物性および施工性の評価

古田 敦史1,堀口 賢一1,松元 淳一1,丸屋 剛1 (1.大成建設)

キーワード:東日本大震災,コンクリートがれき,津波堆積物,超硬練りセメント混合物,転圧

東日本大震災では,津波による沿岸部の甚大な被害とともに大量のがれきが発生し,有効かつ適切な方法で処理することが課題である。本研究は,コンクリートがれきを早く,大量に処理することを目的として,粗く破砕したコンクリートを母材とし,セメントと水を混合したセメント硬化体として利用する技術を開発した。本稿は開発技術のうち,実際の施工を想定した実機実験の結果をまとめたものである。単位セメント量,単位水量が比較的小さい超硬練りセメント混合物を実機で練り混ぜ,転圧施工した。その結果,一定の品質を有するセメント硬化体を実機で製造,施工できることが確かめられた。
論文PDF表示