コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 補修・補強(材料,構造)

[L28] 補修・補強(材料)Ⅰ

2013年7月9日(火) 10:15 〜 12:15 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]長谷川 拓哉、[座長(土木)]山路 徹

[L1267] 各種仕様で部分断面修復した鉄筋コンクリートの補修効果に関する長期屋外暴露実験

渡部 正1,松林 裕二2,岸 利治3,酒井 雄也3 (1.日本大学,2.太平洋マテリアル,3.東京大学)

キーワード:塩害,鉄筋腐食,補修,断面修復,暴露試験

本報告は,鉄筋コンクリート試験体に各種補修材料・工法によって部分断面修復を行い,10年間内陸環境下に暴露した後,鉄筋腐食状況を調査・検討して補修効果について考察したものである。その評価には,著者らが提案する鉄筋腐食の局部ごとの面積率による手法や腐食面積率から求めた腐食の広がり速度による手法などを用いている。その結果,断面修復とコンクリートの境界局部に生じる鉄筋の腐食状況が明らかとなり,これらの対策として,亜硝酸塩系塗布型防錆材および同材と含浸材による併用が効果的であるとの知見が得られた。
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