コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 非破壊検査・診断

[L22] 非破壊検査・診断Ⅰ

2013年7月9日(火) 10:15 〜 12:15 第8会場 131・132号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]鹿毛 忠継、[座長(土木)]鎌田 敏郎

[L1284] 吸水試験方法による表層部コンクリートの品質評価に関する研究

白川 敏夫1,花井 伸明1 (1.九州産業大学)

キーワード:吸水試験,かぶりコンクリート,耐久性,非破壊試験,乾燥状態

本研究は,既往の研究を参考に,新たに吸水試験装置を作成し,吸水試験により,表層部コンクリートの緻密性を評価する方法を実験により検討した.コンクリートの調合,乾燥期間を種々変えて実験検討を行った結果,以下のことが明らかとなった.水セメント比45%から65%の本調合の範囲内において,全吸水量と水セメント比の関係,吸水深さと水セメント比の関係は,ほぼ比例関係にあり,吸水試験により,表層部コンクリートの緻密性を評価出来る可能性が明らかとなった.また,吸水深さは,吸水時間を10分間とした乾燥期間3日から28日までの間では, 3mmから5mm程度であった.
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