コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 非破壊検査・診断

[L23] 非破壊検査・診断Ⅱ

2013年7月9日(火) 13:15 〜 15:15 第8会場 131・132号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]松村 光太郎、[座長(土木)]渡辺 健

[L1290] PiBEMとAE法を適用した非破壊試験法による鉄筋コンクリート腐食評価

和久田 倫代1,川崎 裕太郎1,友田 祐一1,大津 政康1 (1.熊本大学)

キーワード:アコースティック・エミッション,鉄筋腐食,劣化進行過程,自然電位,分極抵抗

近年,メンテナンスフリーとして考えられてきたコンクリート構造物の劣化原因の一つとして塩害が挙げられる。今後新たに建設される実構造物の塩害に対する維持管理には,鉄筋腐食の発生時期を早期に評価することが不可欠である。本研究では,コンクリート構造物の塩害における環境条件を考慮して浸漬乾燥繰返し実験を行った。塩害の評価として電気化学的手法による計測結果を用いてPiBEMを適用することで,コンクリート表面の自然電位をコンクリート内部の自然電位へと換算した。その結果,PiBEM およびAE法の併用によりコンクリート供試体の鉄筋腐食を定量的に評価する非破壊試験法の可能性が明らかになった。
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