コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 新材料・新工法(材料)/サステナビリティ(環境側面)

[L86] 新材料・新工法(材料)Ⅱ

2013年7月11日(木) 10:45 〜 12:15 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]黒川 善幸、[座長(土木)]武若 耕司

[L1332] 海水を使用したセメント硬化体の強度および内部組成に関する研究

片野 啓三郎1,竹田 宣典1,小林 久美子2,大即 信明3 (1.大林組,2.太平洋マテリアル,3.東京工業大学)

キーワード:海水,高炉スラグ微粉末,亜硝酸カルシウム,圧縮強度,反応率

練混ぜ水として海水を使用したコンクリートは,真水を使用した場合と比較して若材齢における強度発現性が向上することが知られているが,その化学組成やメカニズムは明らかにされていない。また,亜硝酸カルシウムを含む特殊混和剤を海水に添加することで圧縮強度がさらに増加したことから,海水や特殊混和剤がセメント硬化体の内部組成や水和に及ぼす影響について化学分析をもとに検討した。その結果,海水や特殊混和剤を使用することで高炉スラグ微粉末の水和反応が促進され,硬化体の組織が緻密になることが分かった。
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