コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 新材料・新工法(材料)/サステナビリティ(環境側面)

[L87] 新材料・新工法(材料)Ⅲ/サステナビリティ(環境側面)

2013年7月11日(木) 13:15 〜 15:00 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]親本 俊憲、[座長(土木)]河合 研至

[L1335] 水平方向へ1000m超の長距離圧送が可能な吹付けモルタルの鉛直上方向への展開を目的とした圧送試験

岡村 祐輝1,藤原 浩已1,丸岡 正知1,笹谷 達也2 (1.宇都宮大学,2.日特建設)

キーワード:長距離圧送,補修工法,吹付け材料,鉛直,低圧力,チクソトロピー性

本報告は,内径1.5インチのグラウトホースを全長に用いても,低圧力で水平方向へ1000m以上の圧送可能なモルタルに関する検討結果をまとめた。水平方向へ1000m圧送した場合,最大負荷は2.6MPa程度であり十分な長距離圧送性を有することが確認された。また各種硬化試験結果から一般的な吹付け補修材と同等品質を有することも確認された。次に,鉛直上方向への適用範囲拡大の為,配合を調整し圧送試験を行った結果,鉛直上方向への圧送には起泡剤による密度低減が最も有効であった。しかし流動性の低下により水平方向への圧送負荷は増大してしまう為,鉛直圧送の際の水平方向距離も考慮して今後検討する必要がある。
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