コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 柱/柱はり接合部

[L36] 柱はり接合部Ⅲ

2013年7月10日(水) 13:15 〜 15:15 第2会場 212号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]大西 直毅、[座長(土木)]佐藤 靖彦

[L2048] 機械式定着を用いた鉄筋コンクリート造外柱・梁接合部の損傷・破壊が建物の耐震性能に及ぼす影響

三本菅 良太1,前田 匡樹1,迫田 丈志2 (1.東北大学,2.堀江建築工学研究所)

キーワード:外柱・梁接合部,接合部せん断強度,トラスアーチ機構,増分解析,全体崩壊形,耐震性能

近年,接合部形状や柱梁耐力比などの影響により,設計式に基づいた耐力よりも実際の耐力が低下する研究結果が示されてきている。しかしながら,その時の建物の耐震性能については明らかとなっていない。本研究では,建物の耐震性能を評価するために,接合部の終局強度や接合部の構造性能を考慮した建物の解析を行った。その結果,トラスアーチ式によって実験の傾向を捉えることが可能であることを示した。また,接合部余裕度が低いことにより耐震性能は低下するが,接合部が部分的に破壊するケースではそれほど耐震性能は低下しなかった。
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