コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 骨組/スラブ

[L65] 骨組/スラブ

2013年7月11日(木) 13:15 〜 15:00 第2会場 212号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]倉本 洋、[座長(土木)]福浦 尚之

[L2055] 縮小20層RC造建物試験体の震動実験

杉本 訓祥1,勝俣 英雄1,三輪田 吾郎1,福山 洋2 (1.大林組,2.建築研究所)

キーワード:超高層RC造建物,長周期地震動,実大三次元震動実験施設

長周期地震動に対する超高層鉄筋コンクリート造建物の耐震安全性を検証するため,20層建物試験体の震動台による加震実験を実施した。試験体は,整形な2×3スパンのラーメン構造とし,縮尺を1/4とした。加震波形は,2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の際に観測された波形と,南海トラフを震源として作成された模擬波を基本とし,目標とする応答値に対応するよう増幅した。加震実験の結果,各層の梁端にヒンジを生じる全体降伏形のメカニズムを形成し,概ね終局状態に至るまで加震することができた。各種測定値から,大変形時の履歴特性にスリップが見られることや,1階柱の軸力は比較的大きな値となったことが確認された。
論文PDF表示