コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 耐震壁

[L64] 耐震壁Ⅱ

2013年7月11日(木) 10:45 〜 12:15 第2会場 212号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]津田 和明、[座長(土木)]秋山 充良

[L2065] 曲げ降伏型複数開口RC造耐震壁のFEMによるパラメトリック解析

櫻井 真人1,田中 昭2,倉本 洋2,松井 智哉3 (1.日本学術振興会,2.大阪大学,3.豊橋技術科学大学)

キーワード:有開口耐震壁,複数開口,FEM解析,曲げ降伏型,対角開口,圧縮ストラット

本研究では,曲げ降伏型有開口耐震壁の開口数および位置が耐震壁の変形性能に及ぼす影響を検討することを目的としている。本論文では,筆者らが提案した有限要素法解析による有開口耐震壁のモデル化手法を曲げ降伏型耐震壁にも適用できるよう修正し,開口が側柱脚部に隣接した複数開口耐震壁を対象に開口位置および個数を変数としたパラメトリック解析を行った。その結果,開口が側柱脚部に隣接した耐震壁では他方の開口位置および個数の違いが圧縮ストラットに影響を及ぼすため,開口が隣接する側柱脚部に圧縮応力が集中し当該部位がせん断破壊に至る場合があることを示した。
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