コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 耐震補強/耐震診断

[L32] 耐震補強Ⅱ

2013年7月10日(水) 10:45 〜 12:00 第1会場 211号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]河野 進、[座長(土木)]岩波 光保

[L2176] 既存鉄筋コンクリート造建築物に分散配置された鉄骨枠付きブレースの補強効果に関する実験的研究

大西 歩1,勅使川原 正臣1,田子 茂1,中村 聡宏1 (1.名古屋大学)

キーワード:鉄骨枠付きブレース,分散配置,柱・梁接合部,耐震補強

既存鉄筋コンクリート造建築物に鉄骨枠付きブレース(以下,ブレース)を用いた補強を施す場合には,せん断成分を卓越させ補強効果を高める観点からブレースを市松状に配置して補強すること(以下,分散配置)が検討されている。本研究では,分散配置が既存柱・梁接合部,梁にどのような影響を与えるのかを明らかにするため,ブレースの軸耐力と梁主筋量をパラメータとし,2層2スパンの構造実験を行った。梁に圧縮軸力が作用する場合,ブレース軸耐力による違いが確認された。梁に引張軸力が作用する方向では,梁主筋量の少ない試験体で梁主筋が引張軸降伏し,ブレースは耐力を発揮できなかった。
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