コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 耐震補強/耐震診断

[L33] 耐震補強Ⅲ/耐震診断

2013年7月10日(水) 13:15 〜 15:00 第1会場 211号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]福山 洋、[座長(土木)]岡野 素之

[L2179] あと施工アンカーと目荒しを用いた接合部の力学挙動評価のための基礎検証

高瀬 裕也1,和田 俊良2,香取 慶一3,篠原 保二4 (1.飛島建設,2.秋田職業能力開発短期大学校,3.東洋大学,4.東京工業大学)

キーワード:耐震補強,目荒らし,チッピング,せん断力,あと施工アンカー,ダウエル効果

耐震補強された構造物では,一般に,あと施工アンカーと目荒らしによって,既存部材と増設部材が接合される。通常の設計では,あと施工アンカーのせん断耐力のみが考慮され,目荒らしによるせん断抵抗は考慮されていない。本論文では,目荒らしによるせん断抵抗を力学的に評価することが可能か検証するため,目荒らしのみを施した接合面のせん断実験の結果から,目荒らしによる力学挙動をモデル化し,あと施工アンカーのダウエルモデルと単純累加することで,どれだけ実験結果を再現できるか基礎的な検証を行った。その結果,本モデルにより全体的には良好に実験結果を追跡できることが明らかとなった。
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