コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 補修・補強(材料,構造)

[L57] 補修・補強(構造)Ⅲ/新材料・新工法(構造)Ⅰ

2013年7月10日(水) 09:00 〜 10:30 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]香取 慶一、[座長(土木)]森川 英典

[L2236] 炭素繊維材料(CFS,CFSS)接着による補強RC床版の耐疲労性

元 燦豪1,阿部 忠1,澤野 利章1,高野 真希子2 (1.日本大学,2.中日本ハイウエイ・エンジニアリング東京)

キーワード:RC 床版,CFS 接着補強,CFSS 格子接着補強,耐疲労性

本研究は,寸法の異なる2タイプのRC床版供試体の底面にCFS・CFSS接着補強を施し,輪荷重走行疲労実験を行い,耐疲労性の評価を行った。その結果,RC床版の等価走行回数に比して炭素繊維材料接着補強を行うことにより18.7~25.3倍の補強効果が得られた。次に,たわみと等価走行回数の関係から床版支間Lの1/400付近が補修・補強時期であると推定し,ひずみと等価走行回数の関係からは,CFS・CFSS接着補強を行うことにより鉄筋ひずみが減少し,CFS・CFSSがひずみを分担することが確認できた。
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