コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 施工

施工Ⅱ

2014年7月9日(水) 13:00 〜 15:00 第4会場 (54会議室)

[1258] 検査条件の相違がコンクリート表面の色むらの官能評価に及ぼす影響に関する研究

座長(土木):近松竜一
座長(建築):橘高義典
講演者:荒巻卓見1, 大塚秀三2, 高橋宏樹2, 中田善久1
(1.日本大学 2.ものつくり大学)

キーワード:physical quantity, psychological scale, sensory evaluation, standard deviation of luminance, uneven color of concrete, 官能評価, 心理学的尺度, 明度の標準偏差, 物理量, 色むら

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本研究は,コンクリート表面の仕上がり状態における色むらに着目し,検査条件の相違が観察者の色むらに対する認識に及ぼす影響について検討を行った。また,官能検査によって構成した心理学的尺度と物理量の対応を試みた。その結果,本検討の範囲で色むらの認識は,検査環境における光源の色温度の相違による影響を受けず,視角が狭くなると認識し難くなることが明らかになった。また,色むらの程度に関する認識を表す心理学的尺度は,重回帰分析によって算定した物理量と概ね対応関係にあることを示した。