コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅴ/耐久性一般Ⅰ

2014年7月10日(木) 10:45 〜 12:15 第3会場 (第2小ホール)

[1355] 傾斜面および水平面を有するコンクリート部材へ適用できる表面吸水試験法の開発

座長(土木):勝木太
座長(建築):松村光太郎
講演者:林和彦1, 細田暁2, 三宅純平1
(1.香川高等専門学校 2.横浜国立大学)

キーワード:inclined surface, method for pouring water, surface water absorption test, tunnel, upper and lower surface of slab, トンネル, 傾斜面, 床版上下面, 注水方法, 表面吸水試験

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
鉛直面に適用する既報の表面吸水試験法に加え,床版上面,桁下面,傾斜面などについても適用できる手法の開発を行った。まず,装置への注水方法を検討し,短時間で空気だまりを除去するための構造や注入水圧の条件を明らかにした。次に,吸水挙動に及ぼす角度の影響はないことを室内実験で示した。その結果,様々な角度の傾斜面,床版の上下面等について吸水抵抗性を完全非破壊で測定することが可能となった。開発した装置を用いて,トンネルの二次覆工コンクリート,道路橋の上部構造(床版上面,張出し床版下面)の実構造物において計測した事例を報告した。