[1305] アンカーボルト打撃時の応答特性に着目した接着材充填状況の非破壊評価手法
キーワード:me, mechanical impedance, non-destructive testing, post-installed anchor bolts, propagation time, wave energy, 伝搬時間, 接着系あと施工アンカー, 機械インピーダンス, 波形エネルギー, 非破壊評価手法
本研究では,鋼球でアンカーボルト頭部を打撃することにより弾性波を入力する方法により得られた波形エネルギー,伝搬時間および機械インピーダンスを評価指標として,接着系あと施工アンカー固着部の接着剤の充填状況の評価可能性について検討した。その結果,波形エネルギーは,充填率を評価する指標としては,感度が良好であることが明らかとなった。一方,伝搬時間および機械インピーダンスは,評価指標としての感度は鈍く,実構造物における充填率を評価するための有効な指標とはなりにくいことがわかった。