コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 柱はり接合部/骨組/高強度コンクリート(構造)

柱はり接合部Ⅱ/骨組/高強度コンクリート(構造)

2015年7月14日(火) 15:30 〜 17:30 第4会場 (3F 302号室)

[2077] 3次元FEMによる若材齢挙動に起因する初期応力を考慮した高強度RC柱の短期水平荷重解析

座長(土木):谷村幸裕
座長(建築):丸田誠
講演者:堀川真之1, 渡邊湊2, 田嶋和樹3, 白井伸明3
(1.日本大学理工学研究科 2.日本大学建築学専攻 3.日本大学建築学科)

キーワード:High-strength concrete column, Early age behaviors, Stress and creep analysis, Initial stresse, Short- term pushover analysis, 3 dimensional finite element method, 高強度RC柱, 若材齢挙動, 応力・クリープ解析, 初期応力, 短期水平荷重解析, 3次元FEM

高強度コンクリートの時間依存挙動を考慮した高層RC造建物の耐震性能評価手法の構築を目的として,①若材齢挙動のモデル化,②初期応力を考慮した短期解析について検討を行った。3次元FEMを用いた若材齢挙動のモデル化では,力学的特性として経時変化する線膨張係数と弾性係数を考慮した。続いて,コンクリートと鉄筋に生じた初期応力を短期解析モデルに導入し破壊過程の考察を行った。その結果,縦ひび割れ発生時および鉄筋の圧縮降伏に伴う耐力の低下は,自己収縮ひずみの経時変化に伴った若材齢コンクリートに生じる引張応力の分布と主筋に累積される圧縮応力に起因していることが分かった。