コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/強度・力学的性質

骨材/強度・力学的性質Ⅰ

2016年7月6日(水) 10:00 〜 12:00 第2会場 (5F 502号室)

座長:上野敦(土木), 阿部道彦(建築)

[1007] 高炉スラグ細骨材を使用したコンクリートの凍結融解抵抗性に関する研究

堤嵩示1, 吉野公1, 黒田保1, 吉澤千秋2 (1.鳥取大学 2.JFEミネラル)

キーワード:blast furnace slag sand, freezing and thawing resistance, limestone powder, 凍結融解抵抗性, 石灰石微粉末, 高炉スラグ細骨材

高炉スラグ細骨材を使用したコンクリートについて凍結融解抵抗性試験を実施した結果,高炉スラグ細骨材置換率を80%以上とすると300サイクル到達前に,相対動弾性係数が60%以下となることがわかった。そこで,高炉スラグ細骨材置換率80%および100%について石灰石微粉末を添加し粉体量を増加させる対策を行った。その結果、凍結融解抵抗性が増加する傾向にあった。また,この場合においても300サイクル到達前に相対動弾性係数が60%を下回った配合について,空気量を5-7%確保させた場合では,300サイクルで相対動弾性係数が80%以上となり,凍結融解抵抗性が改善された。