コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 収縮・クリープ

収縮・クリープⅢ

2016年7月7日(木) 13:15 〜 15:00 第3会場 (5F 503号室)

座長:小松怜史(土木), 寺本篤史(建築)

[1089] 乾燥収縮ひび割れが構造性能に与える影響に関する解析的研究

渡部嗣道1, 冨田耕司2, 張殿宇1 (1.大阪市立大学 2.ソフトエボリューション)

キーワード:creep, dry shrinkage cracking, finite element method, pushover, Pushover解析, step-by-step, Step-by-step法, クリープ, 乾燥収縮ひび割れ, 保有水平耐力, 有限要素法

鉄筋コンクリート構造物では,大きな乾燥収縮ひずみが生じる場合,部材間の拘束によって乾燥収縮ひび割れが生じる事例が報告され,構造性能や耐久性に与える影響が危惧されている。本研究では,その乾燥収縮ひずみが構造性能に及ぼす影響を評価するために,ラーメン構造を対象としたフルモデルにおいて,著者らが開発した3次元非線形有限要素法解析ソフトを使用し,乾燥収縮ひび割れ解析とPushover解析とを練成実行し,構造性能への影響を評価した。その結果,乾燥収縮ひずみによって,一部の部材に損傷が生じるとともに,保有水平耐力が減少する結果が得られた。