コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » セメント/フレッシュコンクリート

セメント/フレッシュコンクリートⅠ

2016年7月7日(木) 09:00 〜 10:30 第1会場 (5F 国際会議室)

座長:桜井邦昭(土木), 三島直生(建築)

[1218] 模擬床部材のブリーディング性状が硬化コンクリートの各種品質に及ぼす影響

樫村啓1, 大塚秀三1, 中田善久2, 十河茂幸3 (1.ものつくり大学 2.日本大学 3.広島大学)

キーワード:bleeding, compressive strength, leaked water volume, scratch width, sedimentation amount, slab model on test objects, ブリーディング, 圧縮強度, 引っかき傷幅, 模擬床部材, 沈降量, 透水量

本研究は,同一の水セメント比でブリーディング量を変化させたコンクリートを対象に,JIS A 1123に準拠した試験室内,屋外に設置した模擬床部材とその近傍に設置したJIS容器の3つの条件下におけるブリーディングの挙動を把握し,模擬床部材におけるブリーディングと硬化コンクリートの品質の関係を明らかにすることを目的とした。その結果,ブリーディング量は,模擬床部材,その近傍のJIS容器,試験室内の順に大きくなり,JIS A 1123の試験結果と実構造物のブリーディング性状が異なる可能性を示した。また,模擬床部材に生じたブリーディングと圧縮強度,引っかき傷幅および透水量との相関性が高いことを明らかにした。