コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » セメント/フレッシュコンクリート

フレッシュコンクリートⅡ

2016年7月7日(木) 10:45 〜 12:00 第1会場 (5F 国際会議室)

座長:桜井邦昭(土木), 三島直生(建築)

[1219] 二重円筒間のセメントペーストの流動特性と粒子分散系の流動速度分布に関する研究

山崎慈生1, 岸利治1 (1.東京大学)

キーワード:cement paste, flow field, hysteresis, velocity distribution, セメントペースト, ヒステリシス, 流動場, 速度分布

回転数を段階的に変化させてセメントペーストの応力時刻歴を測定した結果,測定時の円筒間距離により流動曲線のヒステリシス挙動が異なることが分かった。この挙動の違いは流動場における速度分布の相違に起因すると考え,各種粒子分散系の二重円筒間における速度分布の測定事例に基づき流動場の特性を考察した。その結果,粒子分散系の流動場の特性として,せん断流動域と非せん断流動域に分かれ,その境界は急であること,速度分布が100秒以上に渡り変化することおよび異なるロータ速度間で速度分布形が相似となることを確認した。