コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅰ

2016年7月6日(水) 10:00 〜 12:15 第6会場 (4F 413号室)

座長:岩波光保(土木), 野中英(建築)

[1332] 塗仕上げを施した鉄筋コンクリート造建築物のかぶりコンクリートの性能評価方法に関する検討

下澤和幸1, 本庄敬祐1, 山崎順二2, 今本啓一3 (1.日本建築総合試験所 2.淺沼組 3.東京理科大学)

キーワード:Air Permeability, Resistivity, Finishing Material, Drill-Intrusive method, 透気性, 比抵抗, 仕上塗材, ドリル削孔法

鉄筋コンクリート造建築物には,殆どの場合コンクリート面に何らかの仕上材が施されているため,かぶりコンクリートの耐久性能を非破壊試験により評価するには,仕上材を介して試験を実施する必要がある。本研究では,ドリル削孔内の透気性と比抵抗を求め,かぶりコンクリートの耐久性能を評価するドリルPR法によって3種類の塗仕上げを施した試験体と打放し試験体を対象として基礎的な実験を行った。その結果,同手法に用いるドリル削孔法による透気試験は,塗仕上げの影響を大きく受けることなく削孔内の領域における透気性を評価できることが示唆された。