コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震補強

耐震補強Ⅱ

2016年7月7日(木) 10:45 〜 12:15 第7会場 (4F 414号室)

座長:岡本大(土木), 篠原保二(建築)

[2181] 鉄骨ブレース補強後RC造骨組の補強接合部破壊を考慮したFEM解析およびマクロ解析モデルの構築

佐藤亮介1, 田嶋和樹1, 長沼一洋1, 白井伸明1 (1.日本大学)

キーワード:deterioration of joint, fe analysis, FEM解析, fiber analysis, rc frame, RC造骨組, retrofitting with steel brace, ファイバー解析, 補強接合部破壊, 鉄骨ブレース補強

主筋に丸鋼を用いた垂壁・腰壁付きRC造連スパン骨組に対する鉄骨ブレース補強効果の検証実験を対象にFEM解析を実施した。丸鋼を用いた柱主筋の付着すべり挙動および柱-雑壁間の離散ひび割れモデルにより,無補強試験体の履歴形状を概ね良好に模擬した。また,補強試験体に対して,鉄骨枠とモルタルを離散化することにより,鉄骨ブレースに対するせん断伝達機構の劣化が表現可能となった。そこで,適用性が得られたFEM解析モデルを基に,補強接合部バネの復元力特性を決定した。その結果,補強接合部の破壊を伴う鉄骨ブレース補強後RC造骨組に対するマクロ解析モデルの適用性が得られた。