コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 高強度コンクリート(構造)/軽量コンクリート(構造)/新材料・新工法(構造)

高強度コンクリート(構造)/軽量コンクリート(構造)/新材料・新工法(構造)

2016年7月6日(水) 15:45 〜 17:30 第10会場 (4F 402・403号室)

座長:栗橋祐介(土木), 斉藤大樹(建築)

[2268] 超大断面拡幅トンネルにおけるSRC覆工の適用

齋藤隆弘1, 木下茂樹1 (1.奥村組)

キーワード:extra large cross section widened tunnel, SRC lining, bending test, SRC覆工, 曲げ試験, 超大断面拡幅トンネル

東京外かく環状道路(外環)の大泉JCTから東名JCTにかけてのトンネル区間では、高速道路等と本線を接続するため、直径約30mの地中拡幅部が10か所計画されている。都市部での前例のない拡幅であることから、地震時等において十分な安全性の確保が要求されている。本体構造物である覆工において、仮設部材である断面内部の鋼材を補強部材とみなすため、鋼材が覆工の耐力に及ぼす影響を把握することを目標とした。本稿では、開発した工法の概要、および覆工に発生する応力状態を再現するため、軸力を導入した1/4縮小モデルによる曲げ載荷試験により、SRC覆工の適用による安全性確保について検証した結果を報告する。