コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 凍害

凍害

2017年7月14日(金) 09:30 〜 12:00 第1会場 (橘/会議棟2階)

座長:酒井雄也(土木), 谷口円(建築)

[1131] 高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの凍結融解抵抗性に与える養生方法および増粘剤の影響

山内守1, 野口光明1, 藤井隆史1, 綾野克紀1 (1.岡山大学)

キーワード:blast furnace slag sand, Durability factor, Ground granulated blast furnace slag, scaling, steam curing, thickener, スケーリング, 増粘剤, 耐久性指数, 蒸気養生, 高炉スラグ微粉末, 高炉スラグ細骨材

本研究では,高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの凍結融解抵抗性に,蒸気養生,高炉スラグ微粉末および増粘剤が与える影響を検討した。細骨材に高炉スラグ細骨材を用いれば,AE剤を用いることなく高い凍結融解抵抗性が得られるが,製造方法によって高炉スラグ細骨材の効果が異なる。本論文では,普通ポルトランドセメントのみを用いた場合には,蒸気養生によって凍結融解抵抗性が低下し,結合材の一部に高炉スラグ微粉末を用いれば,反対に,蒸気養生によって凍結融解抵抗性が向上することを示した。また,増粘剤を用いることで,短い水中養生期間で高い凍結融解抵抗性が得られることを示した。