コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » アルカリシリカ反応/耐火性

アルカリシリカ反応Ⅰ

2017年7月12日(水) 10:00 〜 12:15 第4会場 (桜2/会議棟2階)

座長:黒田保(土木), 松田拓(建築)

[1142] ASRにより劣化したコンクリートの圧縮強度の低下と促進養生の影響

高木祐介1, 廣井幸夫1, 牧大樹1 (1.IHIインフラ建設)

キーワード:accelerated curing, asr, compressive strength, water-cement ratio, 促進養生, 圧縮強度, 水セメント比

ASRにより劣化したコンクリート構造物の耐荷性能の評価においては,コンクリートの力学特性の推定が必要である。そこで,ASRにより劣化したコンクリートの力学特性の低下に関する検討を行った。ASRにより劣化したコンクリートの圧縮強度は,弾性係数ほど低下しないとの報告が多いが,本実験では,圧縮強度も著しく低下する傾向を示した。そこで,既往研究を調査し,飽和NaCl溶液の噴霧または浸漬による促進養生では,高温多湿のみと比較し,圧縮強度の低下が著しい可能性があることを確認した。また,水セメント比を考慮したコンクリートの膨張量と圧縮強度の低下の関係を示した。