[1146] アルカリシリカ反応の環境湿度依存性に関する基礎的検討
キーワード:alkali silica reaction, external humidity, mass change, mortar, strain, アルカリシリカ反応, 環境湿度, モルタル, ひずみ, 質量変化
本研究ではアルカリシリカ反応の相対湿度依存性を評価する目的で,異なるアルカリ量を有するモルタルについて,材齢3日で脱型してそのまま異なる湿度に静置する通常条件と,一度,窒素条件下の105℃で乾燥させた後に異なる湿度に静置する105℃条件の2つの条件でひずみと質量変化を測定した。その結果,本研究で用いた骨材のアルカリシリカ反応性は相対湿度90%以上で生じ,それ以下の湿度ではひずみの観点では無視し得るほど小さいことを確認した。