フレッシュコンクリートⅠ

[1193] 検知管を用いたコンクリートの簡易圧送性評価手法の精度向上に関する検討

南浩輔¹, 太田健司¹, 橋本紳一郎², 吉田兼治³ (1.前田建設工業 2.福岡大学 3.ヤマコン)

キーワード：acceleration, bleeding of concrete under pressure, detecting pipe, pressure into pipe, pumpability, 加圧ブリーディング, 加速度, 圧送性, 検知管, 管内圧力

本研究では，配管に加速度センサーを取り付けて行うコンクリートの簡易圧送性評価において，特殊な形状を持つ輸送管（検知管）を組み合わせることで，配合が有するフレッシュ性状が圧送性に及ぼす影響について，フレッシュコンクリート試験を交えて評価を行った。その結果，比較的短い水平換算距離において粘性が確保された配合（見掛けの単位粉体量が300kg/m3程度）を用いた場合，安定した圧送が可能となるが，順調に圧送が行われている状態でも，単位粉体量が少ない配合や単位粗骨材絶対容積が0.40m3/m3に近い配合では，圧送速度の増加に伴い配管内での骨材の停滞が顕在化し易く，圧送性が低下する傾向を示した。