コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 高流動コンクリート/高強度コンクリート(材料)

高流動コンクリート/高強度コンクリート(材料)

2017年7月14日(金) 13:00 〜 14:45 第1会場 (橘/会議棟2階)

座長:橋本紳一郎(土木), 岸本嘉彦(建築)

[1211] 設計基準強度200N/mm2級の超高強度コンクリートの実用化に関する実験的検討

宮野和樹1, 梶田秀幸1, 太田健司1 (1.前田建設工業)

キーワード:200MPa, 200N/mm2, full-scale experiment, heat curing, ultra high strength concrete, 加熱養生, 実機実験, 超高強度コンクリート

設計基準強度200N/mm2級の超高強度コンクリートの実用化を目的に,室内における供試体および小型試験体を用いた基礎的性状の検討,ならびに,実機バッチャープラントにおける製造および実大規模の試験体の作製による,フレッシュコンクリートおよび硬化コンクリートの性状の検討を実施した。その結果,設定した材料・調合・製造方法とすることにより,水結合材比14.0~11.5%の範囲で,すべての季節において,適切な流動性と材料分離抵抗性を有し,所要の空気量となるコンクリートが得られた。また,実大規模の試験体に断熱型枠と所定の加熱養生を実施することにより200N/mm2以上の圧縮強度が得られた。