コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 自然治癒・自己治癒/サステイナビリティ/軽量コンクリート(材料)/エコ・緑化コンクリート

エコ・緑化コンクリートⅡ

2017年7月14日(金) 13:00 〜 15:15 第2会場 (萩/会議棟2階)

座長:竹田宣典(土木), 斉藤丈士(建築)

[1241] 現場施工されたポーラスコンクリートスラブの品質評価に関する実験的研究

エルドン オチル1, 藤木諒将1, 三島直生1, 畑中重光1 (1.三重大学)

キーワード:Porous Concrete, Site Construction, Quality Control, Compressive Strength, Flexural Strength, Void Ratio

本報では,歩道および建物外構を想定したポーラスコンクリート舗装から切出した供試体(コア供試 体)と型枠に打ち込んだ供試体(型枠供試体)による強度および空隙率の比較を行い,現場施工されたポー ラスコンクリートの現実的な品質管理手法に関して検討を行った。その結果,設計時点での目標空隙率と締 固め度により現場施工されたポーラスコンクリートの空隙率を概ね予測できること,型枠供試体による圧縮 強度-空隙率および曲げ強度-空隙率の関係曲線は,そのまま現場のポーラスコンクリートに使用可能であ ること,鋼管を用いた現場でのフレッシュポーラスコンクリートの空隙率測定により硬化後の空隙率を予測 できる可能性があることなどが明らかとなった。