コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/耐久性一般/短繊維補強コンクリート(材料)

補修・補強(材料)Ⅱ

2017年7月12日(水) 13:15 〜 15:30 第5会場 (白橿(しらかし)1/会議棟3階)

座長:伊達重之(土木), 田中敏嗣(建築)

[1270] シラン系及び無機系表面含浸材を含浸させたモルタル及びコンクリート供試体の屋外暴露12.5年後の性状

岡田明也1, 齋藤俊克1, 出村克宣1 (1.日本大学)

キーワード:Appearance Observation, Carbonation Depth, Inorganic-Type Surface Penetrant, Outdoor-Exposure, Penetration Depth, Silane-Type Surface Penetrant, シラン系表面含浸材, 中性化深さ, 含浸深さ, 外観観察, 屋外暴露, 無機系表面含浸材

本研究では,シラン系及び無機系表面含浸材を含浸させたモルタル及びコンクリート供試体を12.5年間にわたり屋外暴露を行い,供試体の外観観察試験及び,シラン系表面含浸材については含浸深さ試験を,無機系表面含浸材については中性化深さ試験を行い,それらの試験結果について考察している。その結果,シラン系表面含浸材を含浸させた供試体は屋外暴露によって供試体表面に劣化が生じ,はっ水性は失われるものの,表面を研磨することではっ水性能が復活する傾向にある。また,暴露期間にかかわらず,無機系表面含浸材を含浸させた供試体は,未含浸供試体に比べて中性化抑制効果に優れる傾向にある。