コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅰ

2017年7月12日(水) 10:00 〜 12:15 第6会場 (白橿(しらかし)2/会議棟3階)

座長:古賀裕久(土木), 兼松学(建築)

[1293] 光学的表面弾性波可視化技術を用いた鉄筋コンクリートの腐食ひび割れおよび剥離検査

辻岡章雅1, 畠堀貴秀2, 服部篤史1, 河野広隆1 (1.京都大学 2.島津製作所)

キーワード:concrete, corrosion, inspection, spalling, surface acoustic wave, surface crack, コンクリート, 剥離, 検査, 表面ひび割れ, 表面弾性波, 鉄筋腐食

鉄筋コンクリートの鉄筋腐食から生じる欠陥の検査に関する現状の課題の解決するための方法として光学的表面弾性波可視化技術に注目した。この技術を鉄筋腐食膨張の模擬実験に導入し,従来の検査方法との比較を行うことで実際の検査への適用を検討した。また,目視検査による結果と組み合わせることにより,欠陥の進展を予測する方法としても活用することが可能かどうか検討した。その結果,目視検査など従来の検査よりも鉄筋腐食が進んでいない時点でひび割れや剥離部分を検知することができ,劣化初期の段階の傾向から劣化が進展した時点の傾向を把握することができた。