コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅱ

2017年7月12日(水) 13:15 〜 15:30 第6会場 (白橿(しらかし)2/会議棟3階)

座長:加藤絵万(土木), 田中章夫(建築)

[1302] 遠方や狭隘部の撮影技術の開発とひび割れ画像解析技術の高度化

鈴木三馨1, 本澤昌美1, 堀口賢一1, 坂本淳1 (1.大成建設)

キーワード:concrete slabs, crack, digital image analysis, inspection, UAV, wavelet transformation, ウェーブレット, コンクリート床版, ひび割れ, 点検, 画像解析

遠方や狭隘部の道路橋のコンクリート床版点検は,調査員が容易に近づけないため足場や橋梁点検作業車などを用いた調査が行われており,多大な労力と費用を要している。また,ひび割れの目視点検では,調査員の主観に頼る部分が多く,劣化状況を定量的に把握・記録できていない問題もある。そこで,本研究では,無人航空機による遠方や狭隘部での撮影技術の開発を行った。また,劣化状況の定量的把握が可能なひび割れ画像解析技術の迅速化および信頼性向上を目的とした改良を行った。さらに,遠方の床版に対する撮影技術とひび割れ画像解析の迅速化手法を実構造物のひび割れ調査に適用し,その有効性を確認した。