コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 自然治癒・自己治癒/サステイナビリティ/軽量コンクリート(材料)/エコ・緑化コンクリート

自然治癒・自己治癒/サステイナビリティ/軽量コンクリート(材料)/エコ・緑化コンクリートⅠ

2017年7月14日(金) 09:30 〜 11:45 第2会場 (萩/会議棟2階)

座長:李春鶴(土木), 畑中重光(建築)

[1326] 低温焼成型汎用セメントを使用したコンクリートの長期強度発現性,耐久性および環境影響評価

新見龍男1, 茶林敬司1, 加藤弘義1, 河合研至2 (1.トクヤマ 2.広島大学)

キーワード:concrete, durability, environmental impact assessment, long-term strength, low burning-temperature, 低温焼成, コンクリート, 長期強度, 耐久性, 環境影響評価

セメント産業はエネルギー多消費型産業であり,環境保護の観点から省エネルギー技術の開発が求められる。本研究では,鉱物組成を調整して実機キルンで焼成した低温焼成型クリンカーから試製したセメントのコンクリート性状およびクリンカー焼成時の環境影響について評価を行った。その結果,低温焼成型試製セメントのコンクリート性状は促進中性化深さが若干大きいものの概ね普通ポルトランドセメントと同程度であり,クリンカー焼成時の環境負荷は普通ポルトランドセメントより小さいことが示された。