コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » ジオポリマー

ジオポリマーⅡ

2017年7月13日(木) 13:00 〜 15:00 第2会場 (萩/会議棟2階)

座長:一宮一夫(土木), 濱崎仁(建築)

[1339] フライアッシュと高炉スラグ微粉末を活性フィラーとしたジオポリマーコンクリートの力学性能に関する実験的考察

永井伴英1, 李柱国2, 高垣内仁志1, 菅彰3 (1.三重県建設資材試験センター 2.山口大学 3.東邦化学工業)

キーワード:blast furnace slag, curing temperature, fly ash, geopolymer concrete, mechanical property, mixture, ジオポリマーコンクリート, フライアッシュ, 力学性能, 調合, 養生温度, 高炉スラグ微粉末

本研究では,フライアッシュと高炉スラグ微粉末を併用したジオポリマーコンクリート(FA-BFS系GP-C)の力学性能に及ぼす養生条件および調合などの影響を実験によって考察した。得られた主な結果を以下に示す。1) 養生方法に拘らず,高炉スラグ微粉末の混合率や比表面積が大きいほど,または液粉体比が小さいほど,圧縮強度が大きくなる。2) アルカリ溶液として苛性ソーダ水溶液や水ガラス水溶液の単独使用に比べ,両者を混合使用する場合の圧縮強度は高い。3) FA-BFS系GP-Cの静弾性係数は,養生方法によらず,同程度の圧縮強度をもつ通常のコンクリートより小さい。